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執筆者の写真Yuki Kuroda

オノマトペ

更新日:2019年8月17日


ふじのみや・まちなかアートギャラリー


-onomatopoeia- installation byYUKI KURODA
オノマトペ-onomatopoeia- @お宮横丁ぷくいち


2019年の初夏、富士宮市浅間神社界隈で開催されたふじのみや・まちなかアートギャラリーに参加させていただいた。 このアートイベントの歴史は古く、今回(2019年)で第17回。商店街がそのままアートギャラリーとして解放され、総勢60名以上のアーティストの作品が、商店会の三つの筋を結ぶ。 富士宮やきそばのテナントが多く並ぶお宮横丁の一番奥「和甘味・ジェラートぷくいち」が私の会場となった。


製餡所が営む甘味処で、味も本格的。

「初夏」、「和」というキーワードから、歩き疲れた旅行客に「涼」を演出することにした。自然光と店舗の照明が交錯し、窓からのスリット光なども壁面に反射する場所。

風もたまに通る立地。そして甘味もある。


「ひやひや」、「さわさわ」、「ゆらゆら」「きらきら」‥


テーマはオノマトペで決まった。




オノマトペとは、音や声、ものの様子や状態、感情や動きを音で表象したフランス語源の日本語。

その音韻に心情や情景、ものや人の状態が凝縮されており、写真の世界に通じるものを私は感じている。

声にならない声や空気、雰囲気、対象との境界や結界を感じる時、そこにはオノマトぺがあるのかもしれない。





固定された真四角の世界。

そこに奥行きをさらに感じてほしい。


そう思うのはエゴだろうか。





元の作品とは違う、別のイメージ。

それを大切にしたかった。



思いのほか好評で、特に店主さんが喜んでくれたのが嬉しかった。


来場いただいたたくさんの方からの、貴重な意見。 これから先も、変わらず私はたくさんの試作とチャレンジを形にしてゆこう。

もともと好きだったファッションの世界。

第一歩として、スカーフ。




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